2025総合カタログ


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競技スポーツで培った厚い信頼をベースに、人々の暮らしに新しい価値を提供していきます。100年を超える歴史で培ってきた技術と信頼近年、私たちの暮らしや社会を取り巻く環境が大きく変化しています。それはスポーツにおいても同様です。バスケットボールをはじめ新しいプロスポーツの台頭とともに、裾野もますます広がっています。一方、高齢化の進展などによって、健康への関心は高まるばかりです。公共インフラの老朽化が社会課題としてクローズアップされ、スポーツ施設にも新しいあり方や機能が求められています。セノーは1908年の創業以来、100年を超える歴史を刻みながら、日本のスポーツの発展に貢献してきました。なかでも体操やバレーボール、バスケットボールといった競技スポーツにおいては、「Senoh」のブランドは卓越した信頼を獲得しています。バスケットゴールなどの体育器具については国内で高いシェアを誇っています。私は2024年1月にセノーの副社長として着任し、2025年1月より社長に就任しました。セノー赴任前は、ミズノで主にゴルフ事業でキャリアを積み、その後、新事業であるワークビジネス事業の拡大に携わっていました。このような自分の経験を踏まえて感じているのは、セノーのなによりもの強みは長年にわたって培ってきた信頼力にあること。そして、その信頼を誠実に支え続けている「人」にあると思っています。開発から製造、販売、メンテナンスまで、社員一人ひとりの想いが一つになって、セノーの信頼と品質は形づくられているのです。暮らしの中へ、新しい事業の創出に挑む社会に求められる企業であり続けるためには、現状に満足せずに常に挑戦する姿勢が大切です。セノーでは、高品質なスポーツ器具を追求する一方で、健康やフィットネスなど新しい事業の創出に取り組んでいます。セノーのこれまでのビジネスは、公共施設や学校といった、BtoG、スポーツクラブ等のBtoBが中心です。その領域を、一般消費者も対象としたBtoCのフィールドへと広げていきたいと考えています。バックボーンとなるのは、スポーツ器具で培ってきたものづくりのノウハウであり、人的ネットワークであることは言うまでもありません。もちろん、新しいフィールドへと踏み出すわけですから、困難なこともたく代表取締役社長香山信哉1996年にミズノ入社。主にゴルフ事業部でキャリアを積み、新事業のワークビジネス事業の拡大に携わる。2024年1月にセノー取締役副社長就任。2025年1月に代表取締役に就任。さんあります。しかし、いまこそ勇気を持ってチャレンジすべきだと考えています。そのためには、MIZUNOグループとしての連携強化も重要なテーマとなります。私自身が培ってきた新事業創出の経験も活かし、社員たちと知恵を出し合いながら、挑戦を続けていきます。アスリートたちから厚い信頼を寄せられている「Senoh」を、子どもからお年寄りまで誰もが知っているブランドへと育てていきたいと思っています。スポーツと健康の未来のために限界に挑むアスリートにとっても、健康づくりとして楽しむ人たちにとっても、スポーツ器具に求められるなによりもの機能は「安心・安全」だと私たちは考えています。セノーでは、高品質な器具を安心して利用していただくためにメンテナンスに力を入れ、全国規模のサポートネットワークを構築しています。また近年、公共のスポーツ施設は災害時のシェルターとしての役割も担っており、セノーではこのような機能の充実にも積極的に取り組んでいます。人々の生活や人生において、スポーツはかけがえのない存在です。そのスポーツと健康を支える担い手として、社員や、社員の家族たちと幸せを分かち合える企業を目指していきたいと思っています。セノーならではの事業を通じて、健やかで豊かな暮らしに貢献していきます。SenohSportsProductGuide20255


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